懐風堂日誌

同人サークル・少年迷路主宰 五戸燈火の日記

2022-09-05から1日間の記事一覧

九月五日。

残暑甚しき日なり。会ふ人皆口々に愚痴をいへり。 夕刻、西の方を見遣れば、蒼雲峨峨として叢立ち、日を遮りてあり。洩れたる光の筋立ちて、縁辺を真白く染めたり。宛ら真夏の空を描けるが如し。

九月四日。

精神鬱鬱として安からず。終日褥中に臥す。