懐風堂日誌

同人サークル・少年迷路主宰 五戸燈火の日記

【ラーメン】らーめん玄 / 下北沢

週末になるとラーメンを食べなければという使命感めいたものが芽生えてくる。何故だかはわからないが、週末という言葉の響きが終末に通じるからかもしれない。最後の晩餐ならばやはりラーメンがいい。そんな与太話はさておき、どこかへ出かけたならついでにラーメン屋のひとつでも開拓しようというもの。今日の舞台はサブカルの街、下北沢。

 

京王と小田急がクロスする下北沢という街は、地図で見るとよくわかるように、線路に区切られて東西南北に街が分かたれているように思える。今回訪れたお店があるのは下北沢の北側の区域。京王井の頭線の西口を出たところの通りを北へ向かうのが最短ルートだろう。ただ、お店はマンションの1階部分にあたるところにあるのだが、表通りに面していないため、いささか判りづらいかもしれない。もちろん表通りには看板は出ているのだが、裏通りともいえる方向からアクセスすることも可能で、そちらから回るとちょっと地図とにらめっこすることになるだろう。私は裏側から入ったので最初はこんな周囲にお店がない住宅地にラーメン屋があるのだろうかとしばし迷ったものだった。

 

一見して和食処のような小洒落た店構えだが、券売機を見ると安心できる。ためらうことなく小豚、850円を押す。生卵、50円も見えたのでつい押してしまった。

f:id:shonen_meiro:20200126230025j:plain

ヤサイ少なめ、ニンニク、ラー油でオーダー。ヤサイはシャキシャキ感がほとんどなくなるほどしっかり茹でられている。ほとんど噛まずに飲み込めるくらい柔らかい。個人的にはヤサイはこれくらいの茹で加減が嬉しい。分厚い豚は簡単にほぐれるくらいこれも柔らかい。ホロホロとした食感がたまらない。麺は少し平べったい感じの中太麺。これはそこまで柔らかすぎない茹で加減。麦の味がしっかり味わえる。スープはど醤油といって差し支えないだろうか。液体の油はそこまで多くない。醤油のからさが胃に染み渡るようだ。そして無料トッピングのラー油はこんな感じ。

f:id:shonen_meiro:20200126231022j:plain

最初からかけてもいいだろうし、ある程度食べ進んでからかけてもいいだろう。二郎系と唐辛子の相性が良いのは言を俟たないが、ラー油だと唐辛子の香ばしさが一層際立ってこれもまた美味い。辛味はそこまで強くないが、入れるだけで全く味が変わるのでタイミングは図ったほうがいいかもしれない。ごちそうさまでした。

【訪問日:2020/1/26】