ポーター / ABV：6% / IBU：40
香り：ダークチェリー、チョコレート、コーヒーのような濃厚な香り。かすかにバニラのような甘い匂いもある。
味：少しトロっとした舌触り。焦げのような苦味、ロースト感がかなり強い。ホップの苦味もしっかりとある。IBUの値は40とのことだがもっと苦く感じる。だがスッキリとした苦さで飲みやすいビールではある。ボディはそこまで重たい感じはしない。チョコレートというよりコーヒーに近い味わい。ダークチェリーのような香りの余韻が残る。余韻に関しては赤ワインを思わせるものがあるかもしれない。あるいはウイスキーに特有の樽香のようにも思えた。
1983年に創業のハービストン醸造所、クラフトビールメーカーとしては古い部類に入るだろう。現在ではスコットランドはハイランドの南部に工場がある。タリバーディン蒸留所の南方約12キロほどのところといえば、スコッチ好きにはわかりやすいかもしれない。Old Engine Oilという印象的な名前のこのビールはハービストン醸造所のフラッグシップのひとつのようだ。ラベルにはBLACK ALEと書かれてあるがいくつかのサイトではポーターとも紹介されていたためここでもそれに準じた。ハービストン醸造所ではこの他に、スコッチウイスキーのハイランドパークの熟成に使った樽で熟成させたスタウト「Ola Dubh」という商品も出している。いずれそちらも飲んでみたい。あと余談だが、ハービストン醸造所のロゴのネズミがかわいい。
