これほどまでにわかりやすい二郎がかつてあっただろうか。川越店である。
3連休だからどこかへ行きたくなった。それなら二郎のひとつでも開拓しようというもの。まだ行けていないのはあとはほとんど地方だった。新潟、会津若松……いや日帰りという距離ではない。新しくできた前橋はどうか。まだ遠い。栃木街道、越谷、守谷……。結局、アクセスしやすい川越から攻めることにした。花粉症もピークの季節だし、楽に行って帰れるのがいい。
東武・JRの川越駅から南西方面へ歩いて10分ほど。国道16号沿いにおなじみの黄色い看板が見えてくる。お店に着いたのは11時15分くらい。まだ開店直後だったため行列は短かった。20分ほどで店内へ。
まだオープンして3年足らずのお店だからだろう、殺風景ながらも小綺麗な店内だ。BGMがかかっていないから各自黙々と二郎を吸い込む場と化しているように思える。もちろんそれ以外の目的などあるわけもないのだが。黒烏龍茶を中心とした自販機は出入り口のすぐ横と店内奥の2箇所に設置されている。ただ店内はやはり狭いのでちょっと扱いにくい。買うなら外で買っておきたい。
さて、はじめての川越店である。小ラーメン、750円。トッピングで肉みそ、100円。ニンニクヤサイ少なめカラメ。麺はストレートな極太。少し柔らかめの茹で上がりだ。麦の味が存分に味わえてとても美味しい。量はそこそこ多い方かもしれない。だからだろうか、麺少なめや半分で注文する人が多く見られた気がする。スープは乳化系。液体の油はそこまで多くなく、醤油のからさも控えめな印象。比較的あっさりな仕上がりのように思う。ちなみにレンゲは置かれていない。ヤサイはほどよくシャキシャキ感が残る茹で加減。豚は（写真だと見づらくなってしまったが）いわゆる＠豚、タイヤ豚、巻き豚、いろいろ呼び方はあるだろうがそれである。厚みもあって味も濃い。豚マシにしなくても充分なボリュームがある。トッピングの肉みそは花椒と唐辛子が効いていシビ・カラ・ウマーである。唐辛子のからさは少ないが、花椒がよく効いていてニンニクにも負けないスパイシーさを演出してくれる。肉みそだけなめてもいいし、スープに溶かして食べるのもいいだろう。ごちそうさまでした。
【訪問日：2020/2/23】
