2022-07-03 七月三日。 日記 昨日より日記を始めぬ。擬古文体にて綴りし由は、紅葉・荷風の作風を模倣せんとすればなり。 曇り。蒸し暑き日なり。昨夜の睡り甚だ浅かりければ気分勝れず。神経の不調なるかな。 吉祥寺に往きて書を贖ふ。帰途、流紋亭に珈琲を喫す。 夜、天狗湯に湯を使ふ。烏龍茶の茶葉を浸けし風呂あり。仄かに茶の爽涼なる香せるこそおかしかりけれ。