懐風堂日誌

同人サークル・少年迷路主宰 五戸燈火の日記

七月十八日。

晴。風、颯爽たり。歩けば須臾にして汗出でたるが心地良し。

瓶切亭に昼餉を食す。余は以前往きし時、勝浦担々麺を食ひければ、今度はノーマル担々麺を選びぬ。辛味はごく控え目にしてまろやかなる味わいなり。いと美し。同行者は激辛なる勝浦担々麺を食ひたれども、終始平然としてゐたり。聞くに、さほど辛からずといふ。めざましかることかな。

午下、大田黒公園に涼む。木陰の暗きに蝉時雨降りたり。始て夏を知るやうに思はるる。四阿に吊られたる風鈴の声もまた夏の盛なるを告げぬ。暫し腰掛に休みつ今後の計画を相談す。而後庭園を漫歩し別れぬ。

風ありて涼しかりければ夜走りぬ。