懐風堂日誌

同人サークル・少年迷路主宰 五戸燈火の日記

七月三十日。

早朝目覚めけるが、復寝して午に至りぬ。久方振りに穏やかなる寝起きなり。

夜、駒場なる千里眼にラーメンを食ふ。二郎インスパイアの雄なりと聞きし店なり。店外行列二十人ばかりにして盛況なるを見る。ニンニクザンマイと悩みしが、初回なればラーメンを選ぶ。

余が心身の暑きに慣れたる故にかあらん、漸く夏の盛も過ぎたるやうに思はるる。ただ見る、涼風に秋の色の交りたるを。裏町に線香花火を愉しむ一家あり。夏の終り近し。