懐風堂日誌

同人サークル・少年迷路主宰 五戸燈火の日記

九月三十日。

晴れて仄かに夏めきたる日なり。久ぶりに蝉の鳴音を聴く。

夜、立川に往きて、増々亭に麺なしライスを食う。所謂二郎系にて、鉢に具材と汁を盛り、麺の入れざらんを、白米と倶に食す新メニューなり。野菜は予めマシたる如き量の入りつ。余の二郎を食すとき、野菜少なめが常なれば、かほどのもやしを一時に、食らふは殆ど始めてなるべし。美味なることは言ふに及ばず。されど些とばかり油多くして胸苦しかりけり。