懐風堂日誌

同人サークル・少年迷路主宰 五戸燈火の日記

十月十日。

遽に夜の冷え込み厳しくなりぬ。掛布団に重ねんが為の毛布を出す。さばれなほ冬には遠かり、些と熱すぎる嫌いあり。人の世に生きたる限り、丁度良しなどなかるべし。

日中、楽器の練習に時を費す。

岡田秀文『海妖丸事件』読了す。十角館と偽警部の合わせ技ならんやと推し量りつつ読みにき。トリックは面白かりけれど、登場人物の扱ひの雑なる処、こころにかかりけり。