懐風堂日誌

同人サークル・少年迷路主宰 五戸燈火の日記

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月三十一日。

はや文月は過ぎにけり。体調依然宜しからず。思考纏まらず悩むばかりの時間多かり。来月は規則的なる睡眠を摂りたし。

七月三十日。

早朝目覚めけるが、復寝して午に至りぬ。久方振りに穏やかなる寝起きなり。 夜、駒場なる千里眼にラーメンを食ふ。二郎インスパイアの雄なりと聞きし店なり。店外行列二十人ばかりにして盛況なるを見る。ニンニクザンマイと悩みしが、初回なればラーメンを選…

七月二十九日。

寝られずとも精神状態そこそこ安らかなり。 夜、高井戸に飲む。外にて寿司を食ふのは何年振りか。美少年なる日本酒の置きたれば当然の如く頼みぬ。スッキリとした辛口の酒なり。 梯子して富士見ヶ丘にワインを飲む。夏の夜なれば辛口の白こそ相応しけれ。

七月二十八日。

昨夜も復た寝られず。 夕方、浜田山近傍まで歩く。

七月二十七日。

やはり日記は其の日の終りに書くのが相応しかるべし。今回より復た就寝前に更新す。 睡眠不足が祟りて消化器官の調子甚だ悪し。なるべく胃腸に良かるべき物を食はんとす。饂飩、納豆、ヨーグルト。何れも好物なり。 夜歩く。天気の下り坂ならんや、雨の予兆…

七月二十六日。

雨、日毎の暑熱を流すが如く降りたり。午後より晴れ上りぬ。 寝られず。

七月二十五日。

蒸暑忍ぶべくもあらず。 杉並なる古本屋を幾つか巡りて『梅暦』『漢文法基礎』『二人比丘尼色懺悔』などを購ひぬ。小杉天外『魔風恋風』を見つけしが、後編ばかりなりぬれば、購入は見送りたり。上下巻に分れたるものは揃いで買はねば心地悪く思はるるなり。…

七月二十四日。

良き睡眠を得ずして、心身の十全なる働き得難かるべし。余の現状まさしく根無草に異ならずや。何事につけても真面目にあらんとするこそ災禍なれ。好に生き、忘れて暮す程度が似つかわしい。

七月二十三日。

睡眠不足の続きたるにや、面窶れの甚しきに気づく。夕食後、遽に眩暈に襲はれ殆ど意識を失ひかけぬ。風呂にのぼせしが如き症状なり。言語、記憶に異常あらず。

七月二十二日。

爽涼なる風の吹きたる日なり。日頃部屋の窗は鎖し込めたるが、夏場のこととて虫どもの入り来るが厭わしけれど、多時啓きて換気したり。 坑道に探検せし男性の酸欠に因りて死すといふニュースを視る。恐しく痛しき事故なるべし。 深夜、褥中に新曲の設定幾つ…

七月二十一日。

図書館の休館日なれば終日懐風堂にゐたり。前日よりは心身平穏なりぬ。然れども不安感止まず。頻繁に地震に襲はるる心地す。謂ば神経の地震なり。 深更、なかなか寝つかれず。床上煩悶また煩悶。いつか暁方近くなりけん。

七月二十日。

晴れて風強し。空気稍々乾燥したり。 眠気去らず、思考纏まらず、心身安からずなり。読書すること能はず、況や執筆をや。ただ睡眠を欲せり。

七月十九日。

今回より前日の日記を翌日の午前中に記す。この日記をつけ始てより二週間ばかり経たり。書き方は模索中にして尽ることなければ、変へるべきは変へ、革めるべきは革め、種々の試行錯誤を試みんとす。さるは、就寝前の眠たきに頭を使ふが厭わしかりければなり…

七月十八日。

晴。風、颯爽たり。歩けば須臾にして汗出でたるが心地良し。 瓶切亭に昼餉を食す。余は以前往きし時、勝浦担々麺を食ひければ、今度はノーマル担々麺を選びぬ。辛味はごく控え目にしてまろやかなる味わいなり。いと美し。同行者は激辛なる勝浦担々麺を食ひた…

七月十七日。

晴。炎暑爽快なり。 武蔵野中央図書館を訪ひ資料にあたるも予期せし成果は得られずなりぬ。徒なる行動は慎むべし。先ず隗より始めよとの故事を忘れることなかれ。 書くべきものあれば、先ず書きて、方法論の如きはその後より考へるこそよかめれ。先ず書くべ…

七月十六日。

雨、鬱然たり。神経の不調にありけんや、終日床に臥したり。夕方近くに惣菜を購ひ食すのみなりき。

七月十五日。

雨、激しかり。愈々梅雨に戻りたるか。終日除湿機を使ふ。湿気の多かるこそ不快なれ。

七月十四日。

曇。時々細雨降りたり。日を過すに冷房の用なし。汗も掻かずなり。余は夏が好きなれど、暑気は好まず。然れども暑からずして夏にはあらず。この撞着せし心理を、誰か共感せざらんや。ともあれ近頃曇りたる日の多かり。日毎かくあれかしと思はるる気候なり。 …

七月十三日。

去ぬる両日、遅寝なりしかば、睡眠時間の足らざるに、午近くまで睡りにたり。 パソコンの調子改善せず。外部デバイスの不適合が原因ならんや。幾つか外しつ様子を見んとす。 夕に至りて初めて晴れたり。夕食前に走りき。

七月十二日。

昨日深夜、ラインに意想外なる呼出ありけり。急ぎ支度して終電に乗りつ。梅ヶ丘なる友人を訪ひ、明方まで飲む。ソシオニクス診断なるもの持ち出て各々試みぬ。余はかくの如き性格診断の類に懐疑的なる者なれど、結果は概ね的を射たるものと見ゆ。 此頃パソコ…

七月十一日。

晴。蒸暑なり。 正午前に起きぬ。些か酒気の残りたるも意識明瞭たり。珈琲を飲みつつ書に向かふ。

七月十日。

晴。一週間振りに陽射の炎々たるを感ず。 旧友との集まりとて千葉方面に往く。この集いは一昨年の正月以来なるべし。コロナの猖獗を極めし間は、固より会うこと能はざれば、二年と半年振りと雖も、隔世の感ありき。然れども余を含みたる四人、相も変わらずな…

七月九日。

眠気去らず。起床する気力持ち得ざれば、褥中に書を読み過す。 綾辻行人『奇面館の殺人』読了す。久方ぶりの館シリーズなり。奇妙なる招待、雪の山荘、首無し死体、人物入れ替わりの可能性、などなどなど。その設定の懐愛しき本格の王道たるや、おもしろきこ…

七月八日。

晴。夏めく空の青きに、眩しきに、覚えず眼を伏せぬ。心地良き風の吹きたり。洗濯日和なり。 正午、安倍元総理の演説中に凶弾に倒るとの報道あり。まさに青天の霹靂、遽には信じ難く思はれぬ。かくまで重大な政治的意義のあるべき国内事件を目の当たりするは…

七月七日。

昨夜、寝入りの遅かりければ、少く朝寝しつ。浅き睡りに故人と飲みなむ夢を結ぶ。 晴。気温高からず。毎日かくあるべしと思はるる陽気なり。今日は中央図書館の休館日なりければ、分館に往きて書を読むうちに日も暮れ果てたり。 夜走る。今日で三日連続なれ…

七月六日。

晴れて風強し。雲量六割方なるべし。爽かなる熱気を含みたる風、まさに夏の匂いたる心地す。 午前中、吉祥寺に往く。似鳥家具店に夏物の寝具を新調せり。旧来使ひしは塵埃甚しく、ハウスダストアレルギーもあれば、耐る能はざりける故なり。安きに過ぎたる物…

七月五日。

曇りて過し易き日なり。午に至りて細雨となりぬ。今週は総じて雲雨なるべしとの報、観測史上最速の梅雨明けとはこれ如何、とぞ思ふやうなる。 とらのあな直営五店舗閉店の報に接す。最近の経営状況など知らざれば、遽に落たる雷霆が如く思はれ、驚駭甚し。余…

七月四日。

久方ぶりに雨降りぬ。外気涼しかりき。 睡眠時間の少かりければ、終日意識朧々たり。進捗悪し。 身中腐りたるが如き心地す。吐き気止まず。疾く寝ぬべし。

七月三日。

昨日より日記を始めぬ。擬古文体にて綴りし由は、紅葉・荷風の作風を模倣せんとすればなり。 曇り。蒸し暑き日なり。昨夜の睡り甚だ浅かりければ気分勝れず。神経の不調なるかな。 吉祥寺に往きて書を贖ふ。帰途、流紋亭に珈琲を喫す。 夜、天狗湯に湯を使ふ…

七月二日。

晴れて酷暑なり。朝より冷房に頼らざるなし。 両脚の毛を剃り尽しぬ。爽快なり。 午に至りて図書館に往く。休日のこととて満座なるも、折良く一人の中年男性の離席するを得て、座りけり。幸甚なるかな。 夜走る。風温ければ心地良からず。半刻ばかりにて還り…