懐風堂日誌

同人サークル・少年迷路主宰 五戸燈火の日記

七月六日。

晴れて風強し。雲量六割方なるべし。爽かなる熱気を含みたる風、まさに夏の匂いたる心地す。

午前中、吉祥寺に往く。似鳥家具店に夏物の寝具を新調せり。旧来使ひしは塵埃甚しく、ハウスダストアレルギーもあれば、耐る能はざりける故なり。安きに過ぎたる物は用ゐるべからず。これ至極当然の理なるべし。

小田勝『古代日本語文法』読了す。これ中古和文の文法の基礎知識を、豊富なる引用を例にとり、現代文との対比、異説の紹介、上代からの或いは中世、近世への変化の道筋など、種々の観点より解説せる書物なり。一読するに飽き足らず、再読、三読、四読して、考え方の要点を会得せんと思はるる良書なるかな。

夕餉にカレーを食ふ。これ昨晩、津部にてしのけん氏の大食い動画を見し由なり。ボンカレーの甘口なると大辛なるを混ぜ合はせたるに、生卵と納豆を落して食ひぬ。