午近くまで寝たりけり。空模様知らず。夕刻驟雨あり。 余の生きて此処に有るといふことを、齢幾重歳にして初めて知る。他の何人に非ず、余は生きたりと。又他の何人に依らざる、余の意思に基きて生きて良しと知る。此れまで想像だにせざりき。余は生きたり。
終日雨降りたり。近場にて肉類を購ひ焼きて食ふ。油多ければ腹壊す。 芦辺拓『千一夜の館の殺人』を読む。
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