懐風堂日誌

同人サークル・少年迷路主宰 五戸燈火の日記

四月十六日。

午近くまで寝たりけり。空模様知らず。夕刻驟雨あり。

余の生きて此処に有るといふことを、齢幾重歳にして初めて知る。他の何人に非ず、余は生きたりと。又他の何人に依らざる、余の意思に基きて生きて良しと知る。此れまで想像だにせざりき。余は生きたり。