懐風堂日誌

同人サークル・少年迷路主宰 五戸燈火の日記

九月二十七日。

朝、遽に電話あり。ドライブに往かんとて誘い出されぬ。迎へを待ちて相乗りしつ、国道二十号線を、西の方を指して只管に、走らす空は秋晴れなり。府中を過ぎて八王子、横目に流す高尾山、大垂水峠上り下り、やうやく至りし相模湖畔、さりとて目的のなかりせば、ここらで一休止と相成りつ。

昼餉を済して出立し、津久井湖畔に立寄りつ、やうやう日も暮れかけたれば、東を指して還り道、往きと同じは芸無しとて、頼もしきナビを頼らずに、走りてやがて還り来ぬ。