懐風堂日誌

同人サークル・少年迷路主宰 五戸燈火の日記

十月二十三日。

晴。天凜々として澄み渡り、雲薄く広がりたり。日差し弱く仄かに暖かなり。出たらんに好日これなり。

午後、自転車より石神井公園に往きて読書す。老若男女問はず居りて、遊ぶもあり、散歩すもあり、座りて相譚ふも多かり。日も短くなりたるに、夕七つには肌寒くなりぬ。帰途、西の方を見遣れば、入日の屋根屋根に沈みて朱く閃閃と、目の端に纔に留まるのみにて、いつのまにやら暮れたりけり。

レトルトカレーと惣菜にて夕餉を済す。