今年の初〇〇という表現はいつごろまで許されるものだろうか、とそろそろ考えはじめる時期だ。許されるったって誰に許されるのかもわからない。ただ1月も終わりに近づけば、初だのなんだのという気も失せてくるから、いえるうちにいっておかねばならない。2020年の初二郎。ラーメン二郎品川店。
週末の夜の二郎はやっぱり混んでいた。わかっていたけどちょうど用事があって品川に降り立ったのがこのタイミングだったのだから仕方ない。19時30分ごろに店に着いた時点でざっと数えて35人ほどの行列。やっぱり引き返そうかとちょっと躊躇した後、並ばない理由なんてないのは明白だから並ぶ。そこが二郎である限り。
並ぶことおよそ70分。小ブタ、800円。今年も、いただきます。
ニンニクマシ、ヤサイ少なめ、カラメ、アブラ。記録が間違っていなければ20回目の来店だったらしい。行きやすい位置にある店だからという理由が大きいだろうけど、ここの味がいちばん好きだからというのもある。
まずはブタから。なんとなく今日は少しサイズが大ぶりな気がする。気がするだけかもしれない。しっかり味の染みた赤身が美味い。ヤサイとの食べ合わせも抜群。ほどよく柔らかい中太麺を一気に吸い込む。たまらない。ほのかに甘みさえ感じる麺はどれだけ噛んでも味わい尽くせない。まぁだいたいすぐに飲み込むんだが。のどごしもまたいい。この麺をこの量食べられる幸せ。そしてスープ。醤油の効いた甘辛いスープ。これだよこれ。これを飲むためにここへ来るんだ。舌が痺れるくらいの塩分がちょうどいい。美味い。ごちそうさまでした。
【訪問日：2020/1/17】
