懐風堂日誌

同人サークル・少年迷路主宰 五戸燈火の日記

八月二十二日。

睡り浅く、質悪しくして、早く目醒めぬ。脳中に火の燃ゆるが如き心地するも、復た寝能はざれば、床上スマホ持てニュースを読みつ輾転反側す。やがて辰の刻も過ぎぬれば、重い身体に鞭打ち起る。

午前中、書を読む。

正午過ぎ、人の訪ひ来りて、倶に先週包みし餃子の残りたるを焼きて昼餉と為す。彼の人、餃子に用ふる中華風のあんかけの自作せしを持ち来て呉れたり。これに韮を刻み散らして食す。いと美味なり。余独りにては斯様な発案には至らざるべし。

午後、図書館に寄りて調べ物す。成果の程見えず。

夜、体力の尽きたるを感ず。睡りの不十分なればなり。されど、無理にも早く起き、起きては動き、動きては疲れ、疲れては寝るの生活を、次第次第に取り戻さんとす。