懐風堂日誌

同人サークル・少年迷路主宰 五戸燈火の日記

八月二十六日。

曇。昨日よりは残暑の厳しきを感ずる日なり。

正午過ぎ、人の訪ひ来りて、倶に料理す。主菜はボルシチなり。余のかつてボルシチなるを食ひしことなかりかれば、調理も始てなるべし。然れどもその工程は西洋風肉じゃかと凡そ異ならず。その要領で作りき。その味、本格的なるものと同じか、知らざれど、余らの舌にはいと美味なるものなりき。