懐風堂日誌

同人サークル・少年迷路主宰 五戸燈火の日記

五月十八日。

暑き日なり。汗の臭いを煩しく思へり。なほ生き往くか或いは生きざるかの岐路に立ちぬべし。ただ観る、余の過去の余の現在に属せざるを。記憶なぞといふものは宛ら前世の出来事の如し。強ひて眠らんとするだに辛し。