懐風堂日誌

同人サークル・少年迷路主宰 五戸燈火の日記

第28回神保町ブックフェスティバルに行ってきた。

といっても、もう先週末の話なのでとてもいまさらな感じですが、とりあえず軽くまとめます。

 

読書の秋に、本の街・神保町で開催される、年に一度のお祭り。公式サイトによると「在庫点数300万点 在庫冊数1000万冊 売場面積5000坪」とのこと。大手から中小まで多種多様な出版社が集まる本のアウトレットセール。本好きにはたまらないイベントです。お金がいくらあっても足りない。

 

さて、戦利品は以下の7点。 

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いずれも前々から気になっていたものばかり。もちろん他にも欲しい本はたくさんありましたが予算の関係でこれだけに厳選しました。とはいえ、じっくり見て回って熟考を重ねた結果ではなく、アタマへピンときたものをさらっていった感じです。迷ってたら他の人に取られちゃいますからね。

 

アーネスト・ブラマ『マックス・カラドスの事件簿』やロバート・バー『ウジェーヌ・ヴァルモンの勝利』はシャーロック・ホームズ世代の短編ミステリ。最近新装版が出ている世界推理短編傑作集にも作品が収録されていて、それぞれの短編集が欲しくなったところだったので迷うことなく飛びつきました。

 

ミステリ珍本全集も全巻出品されていて、お財布に余裕があれば持ってないのを全部揃えたかったけれど、今回は1冊だけ。次に読むならこれと狙っていた『十二人の抹殺者』。タイトルだけでご飯3杯いけそうですね。とても楽しみ。

創元推理文庫『世界推理短編傑作集2』読了

江戸川乱歩が編纂した偉大なるアンソロジーの改題新版、その第2巻。

旧版からの変更点は以下のようなもの。

・旧版2巻に収録されていた以下の2作品が新版では抜けている。ベントリー「好打」は新版では5巻に収録の予定で、コール夫妻「窓のふくろう」は新版では3巻に収録の予定とのこと。

・旧版では1巻に収録されていたバー「放心家組合」が2巻の最初に収録されている。

・旧版にはいずれの巻にも収録されていなかったチェスタトン「奇妙な足音」が追加されている。

・グロラー「奇妙な跡」が原語からの新訳に変わっている。

・フリーマン「オスカー・ブロズキー事件」が創元推理文庫『ソーンダイク博士の事件簿』に収録されているものと同じ訳へと変更された。

 

さて、感想をいくつか。

 

バー「放心家組合」は旧版1巻で読んでいたはずだったが、びっくりするくらい覚えていなかった。そのおかげでとても新鮮な頭で再読できてよかったかもしれない。オチに伴う奇妙な余韻は、まさに作中のラストで探偵役ユウゼーヌ・ヴァルモンが感じたものと同じだろう。呆気にとられるというか、唖然ボーゼンというか、読者の方まで"放心"してしまう仕掛けは素晴らしい。

 

ルブラン「赤い絹の肩かけ」はご存知世紀の大怪盗アルセーヌ・ルパン登場作品。本作においてはルパンはある種の探偵役を果たす。宿敵ガニマール警部への助言者として。もちろんこの2人が共闘するわけではなく、ルパンは事件の鍵だけ残してガニマールを煙に巻く。その手並みの良さには舌を巻かざるを得ない。事件の真相が冒頭で明らかにされるという趣向は倒叙ものと同じ発想だが、本作では最後までガニマールを手玉に取るルパンの行動にも様々なトリックが散りばめられていて読み応え抜群である。余談だが、改めて読んでみて、日影丈吉のハイカラ右京探偵譚はルパンものにも影響を受けているのではないかと思った。

 

グロラー「奇妙な跡」。本巻では最も短い10頁ちょっとの作品。しかし印象はなかなか強烈だ。解説でも指摘されている通り、ディクスン・カーのあの作品を思い出すトリックが使われている。もちろんこちらが先例である。

 

ポースト「ズームドルフ事件」。個人的に本巻ではこれが一番好きだった。アメリカの開拓時代を思わせる舞台、序盤の文章は少し硬いが舞台背景を生き生きと伝えてくれる。完全な密室での殺人事件。そしていかにも犯人らしい怪しげな人物たちが自白していき、最後には全てをひっくり返す真相が待っている。宗教色の強い部分は読み手によって好みがわかれるかもしれないが、私としてはとてもいい雰囲気を出しているように思えて好きだった。

美少年にしか目がいかない人のための秋アニメ2018その2

ソードアート・オンライン アリシゼーション

説明不要のラノベ原作アニメ、SAOシリーズの第3期。原作では第4部にあたるアリシゼーション編。本作では絶対美少年キリトさんの他にもうひとり主人公格の美少年ユージオが登場。そうそう、これこれ、こういうのを待ってました!!! 美少年同士の友情の物語。めちゃくちゃ熱そうですね。


TVアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第2弾PV

 

SSSS.GRIDMAN

なんとも読みづらいタイトルですがグリッドマンでいいみたいですね。原作は円谷プロの特撮ドラマ。つまりロボットアニメといってもヒーローものの傾向が強そうです。そして主人公・響裕太くんがめちゃくちゃ美少年。ぴょこんと跳ねた前髪が超絶かわいい。裕太くんのクラスメイトで協力者である内海将くんはクールメガネなイケメン。意外と情熱的そう。おかっぱ頭の謎の少年というやつもいる。とても楽しみです。


10.6(土)~スタート!新番組『SSSS.GRIDMAN』放送直前PV!

 

ラディアン

原作はフランスの漫画作品。王道ファンタジー。謎の怪物ネメシスに対抗できる唯一の存在である魔法使い。しかしこの世界における魔法使いはヒーローなんかじゃなく、ネメシス同様に強大な力を持つ者として忌み嫌われている。魔法使い見習いの少年セトが本作の主人公。一人前の魔法使いになる夢と厄介者扱いされる魔法使いの立場を変えたいという野望。それを果たすにはネメシスを完全に退治するしかない。かくして冒険の旅がはじまる。といったあらすじ。現代でも社会問題となる重要なテーマを孕みつつも、作風は結構コミカルで面白いです。元気の塊みたいなセトくんがとてもかわいい。見た目のわりにちょっと声が幼いように思えるけれどそれもまたいい。


アニメ「ラディアン」プロモーションムービー フルバージョン

美少年にしか目がいかない人のための秋アニメ2018

秋が始まって2週間、今季はなにを視ようかだいたい固まってくる頃ですね。僕はといえばdアニメストアでのアニメ視聴勢なのでそろそろ各作品の配信が始まってくる頃です。今季はなにを視ようか。自分のための備忘録として。

 

アイドルマスターSideM 理由あってMini!

まさかのミニちゃんアニメ化。315だったアニメ版SideMの放送から1年、そろそろ2クール目の季節かと思いきや。どんな理由あってMiniなのかは知らないけれど、なにもないよりはもちろん嬉しい。内容的には5分くらいのショートアニメっぽいですね。とりあえずこれを視つつ、本編2クール目を待ちますか。


TVアニメ「アイドルマスター SideM 理由あってMini!」アニメ化決定PV

 

火ノ丸相撲

第1話、視ました。今季の覇権、間違いなし。本当によくまとまった第1話でした。これぞまさにジャンプ漫画の王道って感じ。圧倒的に強い主人公を絶対に越えられない壁に向かわせる。夢とロマンの塊ですね。そして筋肉。圧倒的、マッスル。ショタマッチョ好きにはたまらないですね。潮くんが最高にかわいい。広島弁っぽい喋り方もとてもいい。


アニメ「火ノ丸相撲」PV

 

おとなの防具屋さん

こちらもショートアニメ。どこか懐かしいRPG的ファンタジーな世界が舞台。しかし主人公たちは冒険者ではなく防具屋さん。町人たちのほのぼの日常ものといったところ。タイトルにある「おとなの」という形容詞は文字通り隠語的な意味のほう。主人公の青年・カウツくんがめちゃくちゃかわいいです。これはカウツくん総受けと見せかけて攻めに回るタイプ。


アニメ『おとなの防具屋さん』トレーラーA / GANMA!公式

 

狐狸之声

ぱっと見た感じ東洋ファンタジー的なやつかと思ったらものすごく現代的なやつだった。しかもアイドルもの。原作は中国の漫画作品とのこと。主人公・フーリはネットで活躍する覆面シンガーソングライター。もうひとりの主人公・コンチュエは顔はいいが歌はダメダメな新人アイドル。このふたりの関係性はまさに現代のシラノ・ド・ベルジュラック。コンチュエが表舞台に立って、フーリはゴーストシンガー、ふたりで芸能界の頂点を目指すというあらすじ。なにげにいろんな闇を抱えてそうなフーリくんがとてもかわいい。


『狐狸之声』PV【2018年10月放送開始】

 

ツルネ―風舞高校弓道部―

青春、弓道、美少年。制作は安定の京都アニメーション。個人的に今季一番の期待作。一度きりの青春、かけがえのない仲間との日々。PVを視ただけでもその煌めきが存分に伝わってきますね。既に泣きそう。


TVアニメ『ツルネ ―風舞高校弓道部―』PV第4弾

 

太田忠司『月光亭事件』読了

私がこれまでに読んだことのある太田忠司先生の作品は『僕の殺人』ひとつきりだった。たった1作読んだだけでこういうことを言うのはちょっと気が引けるのだが、この1作だけで私は太田忠司先生の描く世界に全く魅了されてしまった。つまるところ、いわゆるひとつのファンになったというわけだ。しかしそこから先、すなわち今に至るまでが長かった。これは私の悪い癖だ。この作家の作品は間違いなく好きだ。大好きだ。という確信を持ってしまったら、他の作品を買うだけ買って、手元に置いて、そして読まなくなってしまうのである。積読というやつである。間違いなく好きだから、読んでしまうのがなんとなくもったいないような気がするのである。あるいは物語に取り組む前から、物語の終わりに直面するのが怖くなってしまうのかもしれない。まことに難儀な心理状態だ。しかし今回またひとつその壁をぶち破って、ようやく積読を崩すことに成功した。少年探偵・狩野俊介の活躍を描くシリーズの第1作『月光亭事件』を読了した。

月光亭事件 (創元推理文庫)

月光亭事件 (創元推理文庫)

 

 今回読了したのは創元推理文庫版である。こちらの方が新しい版で、もともとは徳間書店から単行本が出て、いくつかは徳間文庫に入っている模様。徳間文庫版の方はいかにも90年代といったアニメ風の表紙絵で、そちらも味わい深いものがある。創元推理文庫版は"文学少女"シリーズなどで知られる竹岡美穂先生によるイラストが表紙を飾っている。

 

引退した名探偵・石神法全、彼の弟子であり事務所を受け継いだ私立探偵・野上英太郎のもとをひとりの少年といっぴきの猫が訪れる。石神法全の友人だという少年はまだ12歳。探偵の卵である主人公・狩野俊介くん。そして愛猫のジャンヌ。

 

「少し皺の寄った黒のスーツに黒の短靴、そして黒いハンチング帽」といった装いで登場した礼儀正しい男の子。「元気で張りのある声」に「大きな瞳が表情豊かに輝いている」。間違いない、美少年だ。12歳の少年が大人のようなスーツを着ているというギャップ、最高に萌えますね。表紙イラストはこの描写に依ったものでしょう。探偵の卵とはいえ既に貫禄のようなものを感じる。

 

もちろん狩野俊介くんは見かけ倒しではない。探偵小説でのお約束、初対面での名推理をバッチリ決めて野上さんや読者を驚かせてくれる。そんな推理力抜群の俊介くんだが、まだまだ12歳の子供である。性格的な弱さや両親がいないという困難などいろんな問題を抱えていて、彼の成長がこのシリーズの読みどころであるのは間違いないところ。それは月光亭事件における重要なテーマとも密接に関わってくる。

 

ネタバレにならない程度に感想を。まず、推理小説といえばやはり登場人物の一覧表である。本文に入る前に地味に時間を使うアレである。ここから既に仕掛けは始まっている。悪趣味な探偵小説愛好家であれば、いやそうでなくとも、名前の関連性に気づくはず。ひとり足りない――と。そしてその空席の候補となる人物がふたりいる。いや、最初はどうしてもひとりに注目してしまう。3人まで女子ならもうひとりも、という先入観である。その仕掛けに気づいたなら、空席を埋めるのはあいつだと判る。いやでもそれを逆手に取って、と妄想が暴走するのである。これだからミステリはやめられない。途中まで私もこの名前の問題については翻弄された。

 

読者がどういった読み方をするかということを逆手に取った設定上のミスリードや、大掛かりな密室トリックに隠された小さなトリック。本作における仕掛けはまさに推理小説のお手本と言えるものだと思う。とてもいい意味でわかりやすい。もちろんそれは答えがすぐ判ってしまうという意味ではない。とても巧妙に隠されているけれど蓋を開ければ呆気ない、しかし納得感がある。よくできた推理小説というのはこういうものだと私は思う。

 

『僕の殺人』でもそうだったが、太田忠司先生の描く少年が私はとても好きだ。どこか大人びていてしかし少年らしさも併せ持つ。未完成で不完全に揺れる、しかしそれは何物にも代えがたい一瞬で永遠の煌めき。それは青春と呼ばれるものだと私は思う。

 

青春は少年だけのものではない。狩野俊介シリーズは、俊介くんの父親のような役割を果たす野上探偵の青春の物語でもあるようだ。彼を取り巻く物語もとても気になるところである。

 

太田忠司先生の作品は、宿少シリーズや甘栗シリーズ、もちろん殺人三部作も、気になるのがたくさんあってたくさん積読しているので頑張って読み進めていきたい。狩野俊介シリーズもなるべく早く続きを読みたい。そして後期作品も創元推理文庫から出ないかな?

夏も終わってしまって今更ながらDIVE!!を視たけど最高だった件。

結論から言うと、最高の夏がそこにありました。飛込競技を通して描かれる少年たちの青春の物語。秋も深まる季節ですがまだ視ていない人に強くオススメしたい作品です。原作は森絵都先生の小説で既に完結しているもの。アニメ版は2017年の夏に放送されたものです。

DIVE!! 上 (角川文庫)

DIVE!! 上 (角川文庫)

 

経営上の理由から閉鎖の危機に瀕しているMDC=ミズキダイビングクラブ。そこに通う若きダイバーたち。アメリカ帰りの新コーチによる抜本的な指導法の見直し。来年に迫るオリンピックへの切符をかけた闘い。そして10代というかけがえのない青春の日々。

 

物語の背景はこんなところ。自分たちの通うクラブの存続もかけてオリンピックへ挑むというストーリーは広義の部活物の王道ですね。とてもわかりやすい導入で物語の世界に一気に引き込まれます。そしてなにより美少年。小・中・高と三拍子揃ってみんな美少年で鍛え抜かれた筋肉。そう、マッスル。躍動するマッスル。美しいことこの上ない。

 

というところはさておき(いやもちろん重要ではあるけれど)。本作の重要なテーマになっているのは現代におけるスポーツが抱える問題。時代遅れの指導法や精神主義。個人の技量を磨くスポーツはしかし誰のためのものであるのか。オリンピックなどの巨大な大会における商業主義。様々な問題への批判的な視点が物語に組み込まれているところに共感するものが多々ありました。例えば、第1話で具体性に欠ける指導をする大島コーチに苦笑を漏らす生徒たち。なんてシーンは現実の部活などで身に覚えのある人はたくさんいるのではないでしょうか。飛込競技の経験はなくとも、なにかしらスポーツの経験があれば、頷かざるを得ないような場面がたくさんあります。

 

新旧指導法の対立という部分は麻木コーチの登場でより鮮明になります。そして麻木コーチの登場は物語において重要な役割を果たします。彼女の登場によってMDCは、MDCからオリンピック選手を輩出するという高い高い目標へ向かうことになり、そのために生じる環境の変化に少年たちは翻弄されていく。それまでは本気ではあってもどこかお遊び感覚でやっていた飛込競技。しかし、世界を目指すとなると、全てをかけて、それは文字通り生活の全てをかけて、取り組まなければならない。そういったスポーツの世界の厳しさに10代の少年たちの日常的な悩みが絡んでくる。ここがDIVE!!の一番の見どころでもあります。青春の青春たる所以です。

 

スポーツをする上で間違いなく避けて通れない、才能という厄介な代物との付き合い。持てる者と持たざる者との差。成長するに従って決定的に大きくなる違い。ましてや個人競技。勝ち負けは個人のものとして明確になってしまう。悔しい、負けたくない、譲れない感情。そういったものを、ときには人間関係に亀裂を生じさせるドロドロしたものを、DIVE!!では真正面から描かれます。そこがすごくいい。個人競技ゆえの残酷さからはやはり目をそらすことはできませんね。

 

なんのためにスポーツをするのか。飛込競技をするのか。これもDIVE!!における大きなテーマのひとつ。10mもの高さからのダイブ。巨大なコンクリートドラゴンから、まるで翼をもって羽ばたくように、大空へ向かって、透き通る水面へ向かって、飛び込む。それはまさに自由の象徴としてのダイブであります。しかし、若きダイバーたちは決して自由ではありません。友人、家庭、ライバル、過去、恋愛、そして自分自身……。様々なしがらみに取り巻かれ、檻の中に閉じ込められ、それでもなお、なにゆえに飛ぶのか。簡単に答えが出せる問題ではないけれど、DIVE!!においてはひとつの方向性が明確に示されます。それぞれのキャラによって抱えた問題は違えど、なんのためにスポーツをするのか、それは他でもない自分のためであると。なによりも大事にするべきなのは自分の気持ちであると。型にはまって自分の良さを殺してしまうのはもったいないと。これがDIVE!!が語る最も強いメッセージだと思います。現代のスポ根はこういう在り方がいいですね。

 

熱いシーンといえば最終回。調子を崩した息子を応援する富士谷コーチ渾身の叫び。泣くしかないやん、こんなの。頑固親父が最終回でデレるのは王道の中の王道ですね。熱すぎるよ。

 

見たことのない景色が見たい。その向こう側へ飛んでいきたい。人間が抱く飽くなき探究心、好奇心、夢。スポーツがもつ明るい部分も暗い部分もとてもいいバランスで活写したDIVE!! 彼らの日々の続きが見たくてたまらないです。

DIVE!! DVD BOX(完全生産限定版)

DIVE!! DVD BOX(完全生産限定版)

 

 

オンエア! イベント【うっきうっき特訓★山登り】感想

遅ればせながら、Hot-Bloodイベ、お疲れ様でしたー。ランボSSR央太くん、ほしかったけど、さすがに獲りにいく余裕はなく。泣く泣く地味な順位に落ち着きました。推しのためにいまは温存するときということで。

 

ユニット全員で雑誌の取材を受けることになったHot-Blood。しかし、インタビューの話題が見つからない。と、そこへ央太が提案する。話題作りとユニットメンバー間の親睦を深めるため特訓をしよう。そして特訓といえば、山登りだと。かくしてHot-Bloodの血よりも熱い絆の物語が始まる。

 

ストーリーのあらすじはこんな感じ。なるほど、山登り。インプロの背景を見た感じだと都心近郊の手軽にハイキングできるあの山を連想したけれど、まぁ宝石が丘がどこにあるのかわからないし、まさかあの山なわけ……。

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ほんまに高尾山やんけ。ってことは宝石が丘は都内説が濃厚に? どの辺なんだろう。中央線とか京王線の沿線か。それとも都心なのかしら。答えは妄想の中に。

 

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それにしても央太くんがかわいい。央太くんが着てるシャツなのかトレーナーなのかわからんが、とにかくこの上着、是非ともグッズ化してほしいところ。5628=ゴロニャーってとこかな。こういうやつなら外出着にもできるし。

 

メンバーそれぞれの個性が強く個人主義に走りがちという印象で描かれるHot-Bloodだが、なんだかんだで仲が良い、というのは他のストーリーでもそれとなく描かれているところではあります。今回のイベントストーリーはそういうHot-Bloodの良さが全開でとても面白かった。後半には即興インプロ劇などもあるのでボイスありで読むのがオススメ。霞くんの犬の声は必聴。央太くんが猿に喧嘩売る場面もよかった。

 

そして最後には温泉。貴重なお風呂シーン。立ち絵だけど全員の上裸。本当にありがとうございます。各キャラのマッスル度がちゃんと表現されているのはオンエアの素晴らしいところです。おまけ的な感じで最終話にエメ☆カレとRe:Flyの温泉回も。本当に本当にありがとうございます!