懐風堂日誌

同人サークル・少年迷路主宰 五戸燈火の日記

【ラーメン】上海麺館 / 中野

中野駅北口のすぐ目の前におやき「れふ亭」と田舎そば「かさい」といういずれもその道では屈指の名店がある。中野駅前といえばこの並びという風景の右側、不動産屋があるビルとの狭間が薄暗い路地となっていて、吉祥寺のハモニカ横丁を思わせる小さな飲み屋が立ち並んでいる。その突き当たりの一角に豚そば鶏つけそば専門店を謳うラーメン屋がある。

 

製麺業者が運営母体であるらしいこのお店は昼時にはやはり大変な賑わいとなる。看板にある通り、メインとなる商品はラーメンの「豚そば」とつけ麺の「鶏つけそば」の模様。どちらも美味しそうだがまずは特製豚そば、850円を注文。

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麺はストレートな細麺。細麺ながらもちもちとしていて噛みごたえのある食感だ。そうめんのようなコシがあると喩えてもいいかもしれない。透明な茶色のスープは見た目ほどあっさりではなく私にはちょっとしょっぱく感じられた。もちろん充分あっさりの範疇に入るものではあるが。京都ラーメンのような感じに近いか。やはりネギとの相性は抜群で、今度食べることがあったらネギをトッピングしたいところ。細切れのメンマは固めで食感にアクセントを加えてくれる。チャーシューもどっかり3枚。直前に炙ったわけではないと思うが香ばしい匂いが印象的だった。そして粗挽きの黒胡椒を振りかけて食べるとまた美味い。

 

こちらはサイドメニューの豚飯、150円。こういうのがあるとつい頼んでしまう。

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ラーメン屋のサイドメニューのご飯もの系は個人的には当たり外れが激しいと思っているのだが、こちらはなかなか美味しかった。ほぐした豚には発酵食品のような風味があって独特の味わいだった。なにを使っているのか気になる。唐辛子がほんの少しピリッと効いていてご飯との相性はもちろん良い。ごちそうさまでした。

【訪問日:2020/1/28】